第32回LSTセミナーのご案内
- Akio Taniguchi

- 3 日前
- 読了時間: 2分
日時:2026年7月9日(木)16:30–18:00
講師:本多 俊介さん(筑波大学)
接続先:[tennet:3903]をご参照ください
南極サブミリ波・テラヘルツ天文に向けたMKIDカメラ開発 / Development of MKID camera for sub-mm and THz astronomy in Antarctica
本多 俊介(筑波大学) / Shunsuke Honda (University of Tsukuba)
南極内陸部は標高が高く気温も安定して低いため、大気中の水蒸気量が極めて少なく、地球上で最も天文観測に適したサイトである。我々は日本が有する南極内陸部の観測拠点「ドームふじ」(標高 3800 m・平均気温 -50 ℃)にて12 m 口径のテラヘルツ望遠鏡「ATT12」を用いた天文観測の実現を目指している。ATT12 はFOV1°で広い天域を精度良く観測して遠方銀河を探査するため、大規模アレイに有利なKIDがうってつけである。複数バンドによって 300 GHz から 2 THz にわたる観測周波数域をカバーし、天体の放射スペクトルを決定することで宇宙初期の星形成史の謎に迫る。現在は南極KIDカメラのプロトタイプとして、長野県の野辺山45 m 電波望遠鏡に搭載する100 GHz 帯 KID カメラの開発を進めている。フランスとの国際共同研究を確立して、センサー設計・作製、およびその性能評価を進めており、いよいよサイエンス観測用300ピクセルアレイを望遠鏡に搭載して試験観測にのぞむ。また、南極の優れたサブミリ波観測条件を活かす850 GHz帯域のKID開発も推進している。すでに試験チップが南極運用に適用できることを実証した。本セミナーでは、南極天文に向けたプロジェクト概要とATT12に搭載するKID開発の現状をLSTと比較しつつ紹介する。
LSTセミナーとは
将来の大型サブミリ波望遠鏡(LST/AtLAST)建設に向けて、サイエンス面でチャレンジしたいことや技術開発面で必要な研究を考える機会として、2021年12月から毎月1回の頻度で開催中のオンラインセミナーです。講演時間と質疑応答の目安は、それぞれ60分および30分です。また、セミナー終了後残っていただき、講演者の方とざっくばらんに意見交換することも可能です。
コンタクト
LSTセミナーに関するご質問、講演者のご推薦等ございましたら、世話人のLST Science & Technology Promotion Team(lstpt あっと googlegroups.com)までお気軽にご連絡ください。

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